アルガ川

アルガ川は、イベリア半島北部、スペイン・ナバーラ州を流れるエブロ川水系の河川。州都パンプローナやプエンテ・ラ・レイナなどを通ってアラゴン川に合流し、エブロ川を経由して地中海に注いでいる。総延長は145km、流域面積は2,759km2である。古代にはルナ川として知られていた。流域スペイン＝フランス国境に近いピレネー山脈の山麓、ナバーラ州に端を発し、北東から南西に流れる。エステリバルのエウギ地区にはエウギ貯水池というダム湖があり、このダムはに水を供給している。中流部ではアルガ川流域最大の都市であるパンプローナを含むパンプローナ都市圏を横断しており、、ブルラーダ/ブルラタ、、バラニャインなどの自治体を蛇行して流れている。サンティアゴの巡礼路沿いにあるプエンテ・ラ・レイナには、11世紀初頭に架けられた石橋が現存している。プエンテ・ラ・レイナからは真南に下り、などを通り、ナバーラ州南部のフネス付近でアラゴン川と合流した後に、10kmほど下ってアラゴン州との州境でエブロ川の本流に合流する。中下流部にはプエンテ・ラ・レイナとペラルタ/アスコエインを除いて目立った都市がなく、タリファやオリテ/エリベリなどの都市は10kmほど東側に離れている。パンプローナとナバーラ州南部を結ぶ交通路にAP-15号線やレンフェ（スペイン国鉄）の路線があるが、これらはやはりアルガ川から10kmほど東側に並行しており、河川と交通路は標高638mのブスキル山や504mの無名峰などで隔てられている。